
クレジットカードって便利だよね



キャッシュレス決済の手段として普及率の高いクレジットですが、「クレジットカードをやめたい」と思っている人も多いかも??


この記事を書いた人
いしじろ│主婦歴10年ミニマリスト主婦ブロガー
- 主婦歴10年ミニマリスト主婦
- 買い物がやめられずに貯金0の社会人生活を送る
- 一念発起し5年間物を買わずに過ごしたら3年で貯金0→200万円の貯金を達成。
- クレジットカードの保有枚数は1枚
- 決済手段は現金派
\ 読んでくれてありがとう/
クレジットカードの普及率
株式会社ジェーシービー (以下:JCB)が2024年に行った「キャッシュレスに関する総合調査」によると、普段、何らかのキャッシュレスを利用している人の割合は95%で、クレジットカードの保有率は87%、利用率は83%で、保有率、利用率ともに高水準を維持しているのが分かります。
この調査でのクレジットカードの平均保有枚数は2.8枚、平均携帯枚数は2.0枚で、この結果から、クレジットカードを持っている人は、普段からクレジットカードを使用しているのが分かります。
クレジットカード保有者の世帯あたりの月平均生活費は、19.3万円で、そのうち44%の金額をクレジットカードで支払っているという結果になっています。



普段の決済手段としてクレジットカードがよく使われているというのが分かりますね
毎日の暮らしに広く普及していて、利用率が高いクレジットカードですが、「クレジットカードをやめたい」という悩みを持つ人も一定数います。
それはいったいどんな理由なんでしょうか?
クレジットカードをやめたいと考える主な理由
キャッシュレス決済が一般化する一方で、「クレジットカードをやめたい」と感じる人もいます。
クレジットカードは便利ですが、「手軽に使用できる」という一方で、利用する人が不安を感じたり、不便に感じる場面も多くあります。ここでは、その理由を紹介します。
お金を使いすぎてしまう
クレジットカードは「後払い」であるため、手元のお金が減る感覚が薄れがちです。
その結果、
- 衝動買いが増える
- その結果請求額が上がってしまう
- ボーナス払いや前借りが癖になってしまう
といったリスクが生じてしまうことがあります。
その都度支払いを上手にコントロールできればいいのでしょうが、人によっては、買い物の際に「手元からお金が減る」といった感覚が薄れてしまい、結果衝動買いをしてしまったり、「ボーナスで払えば良いや」と、ボーナス払いや前借りが癖になってしまう場合もあります。
毎月のの不足分をボーナスで払うことや、ボーナス払いがやめられないと、結果的にお金が貯まりにくくなってしまう場合も。
そういった理由の場合、「お金を使いすぎてしまう」「買い物の量が増える」「無駄使いをしてしまう」といったことに不安を感じ、「お金の使い方を見直したい」「不要な買い物をやめたい」といった理由で「クレジットカードをやめたい」と思うのだと思います。
借金のリスク
クレジットカードには、リボ払いやキャッシングといった借入機能も付帯しています。
リボ払い(リボルビング払い)とは、クレジットカードなどの利用代金を支払う際に、利用件数や金額にかかわらず毎月一定額を支払う方式のことで、毎月の返済額が大きく変動しないため家計管理がしやすい一方で、手数料がかかることが特徴です。
リボ払いを利用すると、利用残高に対して15.00~18.00%程度の手数料が発生します。リボ払いは毎月の支払金額を抑えられますが、利用残高が多いと支払期間が長期化し、金利に応じた手数料が高くなりやすくなります。
JCB HPより引用
例えば、リボ払いを利用し、20万円の買い物をして毎月1万円を支払う場合、金利手数を15%、返済期間を24回(2年)で計算した場合、月々の支払い金額と総支払額は以下のようになります。
利用金額 | 200,000円 |
---|---|
金利(手数料) | 15.00% |
月々の支払額 | 10,000円 |
支払回数 | 24回 |
支払総額(内手数料) | 231,484円(31,484円) |
あくまでも簡易的に計算したシミュレーションの結果であり、実際の返済総額は条件によって異なりますが、リボ払いは便利な反面、支払いが長期化したり、リボ払いでの買い物が癖になってしまったりといったリスクもあります。
月々の負担が小さいと、手数料の意識が薄れ、結果的に手数料が上乗せされた金額を支払うことになってしまいます。
また、リボ払いやキャッシングなどは結果的に「お金を前借りしているだけ」の状態であるため、返済による精神的な負担を感じる場合もあるでしょう。
年会費や手数料を負担に感じる
ゴールドカードやプラチナカードなどは特典が豊富なのが魅力ですが、年会費も高額です。
「結局あまり使わない」「年会費の元を取れていない」と感じる場合など、そういった理由が「クレジットカードをやめたい」といった理由になる場合もあります。
かといって全くクレジットカードを持たないと、現金払いに対応していないサービスなどを利用する際に不便に感じることもあると思います。



一部のサービスでは、現金払いに対応していないサービスもあるので、場合によってクレジットカードをうまく組み合わせるのが良いかも。
不正利用やセキュリティ面への不安
クレジットカードでは、カード情報が盗まれたり、不正に利用されることも起こりえます。
補償制度などはあるものの、
- カードの停止や再発行の手間
- 情報漏洩のリスク
- セキュリティ面の不安
など、クレジットカードを使うことのセキュリティ面に不安を感じることもあるかもしれません。
管理の煩わしさ
株式会社ジェーシービー (以下:JCB)が2024年に行った「キャッシュレスに関する総合調査」によると、クレジットカードの平均保有枚数は2.8枚、平均携帯枚数は2.0枚で、平均で約3枚程のクレジットカードを持っていることになります。
複数のカードを持つことで、
- 支払先ごとにどのカードを使ったか分かりにくい
- 明細をチェックすることが面倒
- 引き落とし日が違うためうっかり入金を忘れてしまうリスク
など、クレジットカードを管理するための負担が増えがちです。
家計簿をつける時に支払先ごとのカードの引き落とし金額や引き落とし日を確認したりする手間も生じますので、家計管理をシンプルにしたい人にとっては、家計に関する作業が多ければ多いほどストレスに感じるかもしれません。
また、万が一クレジットカードの引き落としが出来なかったという場合には信用情報に関わってくるリスクもあります。
キャッシュレス手段の多様化
保有率、利用率ともに高いクレジットカードですが、最近では「QRコード決済」「デビットカード」「交通系ICカード」など、即時引き落とし型のキャッシュレス手段も充実しています。
デビットカードは、銀行口座に紐付けられて、支払いと同時に銀行口座から即時に引き落としがされるカードのことで、現金を使わずに支払いができ、かつ、クレジットカードと違って口座残高の範囲内で利用ができるためお金の使いすぎを防げるのが特徴です。
また、事前に入金した金額のみ利用できるチャージ方式を「QRコード決済」や「交通系IC」などのサービスと組み合わせて利用すれば、使いすぎを防ぐことができます。
こういった即時引き落とし型の決済方法の方が「安心で分かりやすい」と感じる人も多いと思います。
まとめ
この記事では、「クレジットカードをやめたい」と思う理由について、普段クレジットカードを使わない筆者がまとめてみました。
クレジットカードをやめたい理由には、以下のような理由が挙げられます。
- お金を使いすぎてしまうことへの不安
- 借金のリスク
- 年会費や維持費のコスト
- セキュリティ面への不安
- 家計管理が大変になる
- クレジットカード以外にも決済手段は多く選べる
クレジットカードをやめたいと思う理由には、「使いすぎの不安」や「借金リスク」「年会費や維持費のコスト」「セキュリティ面への不安」「管理が面倒」「代替手段の普及」などが挙げられます。
クレジットカードは便利な一方で、「後払い(カード会社に対しての借金)」という決済方法なので、ライフスタイルや価値観によっては「持たない方が安心できる」「お金を前借りする感覚が価値観に合わない」と思う人もいます。
ライフスタイルや価値観は人それぞれですので、自分に合ったお金との付き合い方を見つけることが大切です◎
それでは

