子供が自転車に乗れるようになりました
親子で一緒にサイクリング
そんな時、親の自転車と子供の自転車で一緒に公道を走る場合
親が乗った自転車は前を走るべき?それとも後ろ?
という疑問を、筆者の経験に基づいて考えてみました。
この記事は
・子供と自転車で走る時に親は前後どっちを走れば良い?
・親が前を走る場合と後ろを走る場合はどちらが安全?
・親子で自転車で走る時の実際のエピソードを知りたい
という内容を解説しています。
はじめに、
道路交通法では自転車は「軽車両」に該当するため、並進可の標識がある場合を除き、他の軽車両と並進してはならないと定められています(道路交通法第19条)
従って、親の乗った自転車と子供が乗った自転車は一列になって走行することが基本です。
さらに「子供が自転車での基本動作」に問題がない場合を前提として
「親が前を走る方が良いのか、子供が前を走る方が良いのか」
「結局どっちが安全なの?」
というところを考えていきたいと思います
子供と自転車で走る場合はどっちが前?
一般社団法人日本サイクルツーリズム推進協会(JCTA)「親子でサイクリングを楽しむ際の注意点と乗り方」によると、推奨されているのは
「親が乗っている自転車が後ろを走る」です。
つまり子供が前を走ります
理由としては
・前を走る子供の様子が分かる
・子供より先に後ろから近付いてくる車などに気づくことができる
・交差点やその他状況に応じて後方から子供に対して指示が出せる
といった理由が挙げられています。
調べてみると、「親子で一緒に自転車で走る際にどちらが前を走るのか」といった部分は法律の定めがあるわけではなく、あくまで「推奨」という形になっているようです。
実際にあったわが家のエピソード
わが子が自転車に乗れるようになり、ある日親子で一緒に自転車で出かけました。
その時前を走っていた子供が
(子供が)自分が前を走るのが怖い!
と言い出したことがありました。
理由を聞いてみると
・ママやパパがちゃんと付いてきているか心配
・後ろで事故にあってたらどうしよう
といったことを考えて怖くなってしまったらしく、
そんな時は私や夫が後ろから子供に声かけをしながら走っていました
ちゃんと後ろについてきてるから大丈夫だよ
前後それぞれの場合でのメリットデメリット
「基本的には親が後ろを走る」ことが推奨されているようですが、
「子供が前を走る場合」と「親が前を走る場合」、どちらの場合もメリットとデメリットはあるのではないかと思い、考えられる範囲でのメリットデメリットをまとめてみました。
子供が運転する自転車が前を走る場合
「子供が運転する自転車が前を走る場合」のメリット
・後方で親が子供が運転する自転車の様子を見れる
・子供自身が道路の状況などを考えるようになる
・道路や道順、危険な場所などを覚える
「子供が運転する自転車が前を走る場合」のメリットとしては
「親が後ろから子供の様子が見れる」ため、状況に応じ都度声かけをしたりできることや
子供自身が自分で考えて自転車を運転することで「見通しが悪い場所」や普段自分が運転する「道路の状況」などをより注意深く見るようになるのではないかと感じています。
反対にデメリットとしては
・出会い頭事故の可能性
・子供によっては親の姿が見えないため不安を感じる場合も
子供によっては「親の姿が見えない」ことで不安を感じたり、
「後ろで走るパパやママが心配」と心配になる場合もありそうです。
「出会い頭事故」の場合は、想像すると怖くなってしまいますが
そもそも「交差点に進入する際や見通しの悪い場所など」での「一時地停止」など、交通ルールを徹底することが大切です。
親が運転する自転車が前を走る場合
「親が運転する自転車が前を走る場合」のメリットとしては
・親が先に安全確認を行える
・子供は前を走る親について行けるため安心感がある
といったところでしょうか。
前を走っている親が見えるので、子供にとっては安心感があるかもしれません。
しかし、デメリットとしては
・前を走っている親を見るあまりに周囲の確認が疎かになってしまう
・自分で周囲を確認する癖がつかない
・万が一後方で何かあった時に親はその様子が分からない
といったデメリットがあります。
個人的な意見
たとえ今事故などに巻き込まれたことはなくても、
もしも万が一「後ろで走っている子供に何かあった場合」や、逆に「子供が何かに追突してしまったり」といったことが起こった場合に
「親がその様子を確認することができる」というのがとても大切なことではないかと思っています。
万が一の事故の際も、親が「状況が分からない」といったことになると困ります。
まとめ
子供と一緒に自転車で走る時に「親が前を走るのが良いのか」それとも「子供が後ろを走る方が良いのか」という疑問は
「子供の性格や子供の自転車の運転技量」その他「住んでいる地域や交通状況」
などにも左右されやすい問題なのではないかと思います。
しかし、自転車に乗り始めた頃から「より安全に自転車に乗るためにはどうすれば良いか」を親子で一緒に考えることは、将来一人で自転車に乗るようになる子供のためにも、
「親子で一緒に自転車に乗ることをより楽しめる」ことにも繋がっていくと思います。
それでは