意地悪な子の原因と対処法。意地悪な子の親の特徴とは

ミニマルに暮らす

今回は【意地悪をする子】をテーマに記事を書きます。

子供同士によく起こるであろう問題。

人間関係の中では誰しも「意地悪されたり」時には「意地悪をする側」になってしまったり、

どちらも起こりえることではないでしょうか。

そもそもなぜ人に意地悪をするのか。

なぜ子供が意地悪になるのか?その理由やそんな時はどうしたら良いのか?という対処法を考えてみました。

筆者
筆者

この記事は子育て真っ最中の30代主婦が執筆しています。

「意地悪な人」は大人になってもいますが、

今回はわが子が問題に直面することが多かった小学校低学年の頃の状況を思い出しながら執筆しています。

どんな行為が意地悪と言えるのか?

意地悪といえば叩く、殴るなど直接的なことをはじめ、言葉や態度で相手を傷つけるような行為もあるかと思います。

・すぐに手が出る、叩く
・悪口を言う
・お友達の物を横取りする
・相手の自信を奪うような言い方をする
・無視する
・仲間外れにする

などなど。

一体なぜこんなことをするのでしょうか?

意地悪をする子の特徴

気持ちに余裕がない

自分が辛い状況にいる時、心に余裕を持つことは難しいです。
「意地悪をする」という行為の背景には、【満たされない気持ち】が隠れていることがあります。

親があまりかまってくれないため愛情を感じられず、気持ちが満たされていないタイプです。

私の両親は共働きだったのでほとんど家にいませんでした。その時は家にいないことが当たり前だったので、その都度「寂しい」とは思っていませんでしたが、

後から考えると「寂しい」という気持ちを抑え込んでいたように思います。

「寂しい」と言ったところで親は仕事に行ってしまうことは変えられないし、子供ながらに「寂しい」気持ちに気づかないくらいに慣れてしまっていたんです。

自分を認めて欲しい

自分を認めて欲しい=承認欲求が強い
自分が「人よりも優れていたい」と思っているタイプです。

意地悪をする相手が嫌いだから「意地悪」をするのではなく、周りからの評価を求め「優越感を得る」のための手段が【意地悪をする】ことである場合があります。

これは、その子自身の劣等感や自信のなさの裏返しでもあると思います。

本来であれば本人が適切な「努力」をして、自分を磨いていくことが近道なはずです。

支配欲が強い

周りの人を【自分の思い通りに動かしたい】という気持ちが強いタイプです。

大人でいうと、メッセージの返信が遅かったり、自分が期待している通りに人が動いてくれないと怒り出したりするタイプです。

いくら仲が良い間柄だって、一人ひとりその子の「意思や気持ち」があります。

その気持ちを尊重することができないので、

自分の思い通りにならない時に怒ったり「私以外の子と遊ばないで」なんて言ってきたりします。

そのような状況では、まるで【所有物】のような扱いをされてしまいます。

意地悪な子の親の特徴

子供を放置する

親が子供のことに無関心でいると、子供もそれをそのまま受け取ります。

先ほども書きましたが、子供は良くも悪くもそのような状況に「慣れて」しまいます。

共働き世帯が大半を占める現代社会では、子供との時間を十分に作ってあげられないご家庭も多いです。

仕事で疲れてしまって子供のことにまで更に力を注ぐ余力が残っていないこともあるでしょう。

私自身、仕事から帰宅し、そのままベッドに倒れ込む母の姿を度々見ていました。

また、昔と違いSNSが発達した現代では、時間があればスマホばかり見て子供の話を聞いてあげなかったりする親もいます。

心が愛情不足に陥っている場合、人に愛情を与える余裕も生まれません。

子供本人も不足している愛情を、さらに人に分け与えることはできないからです。

あと、たとえ子供の話を聞いたとしても「子供同士のことだから」で片づけてしまう親もいます。

これも「問題の解決を避ける」という行為だと私は思っています。

目の前にいるのはまだ「子供」かもしれませんが、その子供は小さな「大人」です。

やがてその「子供」が大人へとつながっていくのです。

だからこそ大人になるまでの「過程」が大切だと思うのです。

両親が不仲

お父さんからは「お母さんの悪口」を聞かされ、お母さんからは「お父さんの悪口」を聞かされる。

そのような家庭の状況では子供が「安心」できるわけがありません。

子供はどちらかの味方をせざるを得なくなってしまうので、【心が不安定になります】

家庭の不仲は子供にとって悪い影響はあれど、「良い影響」はないことは間違いないと思います。

子供の価値を「点数」で評価している

テストで百点をとったら「良い子」親が定めた点数以外は「ダメな子」

そんな両極端な評価を受け続けると、子供は常にプレッシャーを感じます。

物事の判断基準が常に「合格」「不合格」かという状況で生活しなければならないので、

極度のストレスを感じながら生きることになります。

親に怒られるという【不安】から意地悪をしてしまうことがあります。

「点数」や「評価」はその子自身が自分で目指すものであり、人から強制されるものではないと思います。

意地悪をされたときの対処法

意地悪には様々なケースがあり、とても難しい問題です。

これからはわが家で実際にやってきた対処法をお伝えします。

しかし、お子さんの性格やそれぞれの家庭環境などはそれぞれ違うものですので、参考程度に見ていただけると嬉しいです。

話をしっかり聞く

お子さんの悩みや気持ちなど、とにかく話を聞いてあげてください。

辛かった気持ちを共有するだけで気持ちが楽になる場合もありますし、

子供の話をじっくり聞くことで、その子自身の気持ちが見えてきます。

大切なのは「子供自身がどうしたいか」を尊重することだと思っています。

子供が「意地悪をやめてほしい」と思っているならそれができるように力を貸してあげたり、子供をサポートすることが親ができることなのではないかと思います。

距離をとる

「意地悪をしてくる子」と距離をとることは大切です。

学校にいる間に実際に困ったことが起きているのなら

・席替えの際に意地悪をする子から離れた席にしてもらう

・先生に様子を見てもらう

といったことを相談してみるのも良いかもしれません。

もちろん学校によって対応は様々ですし、こちらが望んだ対応をしてくれるとも限りませんが、

「状況」を共有することには意味があります。

小学校だけでなく、大人になってからも意地悪な人はいます。その都度逃げることが最善策とも限りませんが、時に「距離をとる」ことがとても有効な場合があります。

要は【物理的に距離をとる】ことで相手の手の届く範囲にいなければ良いんですよね。

わざと無視をしたり、嫌な態度を見せるのではなく、自然とそういう相手との【距離感】を子供自身が考えて、学ぶ機会になると良いですよね。

第三者に相談する

とはいっても話を聞いていたら、意地悪の内容が「先生や第三者」に間に入ってもらったほうがいいと判断するケースもあると思います。

わが家も何度か担任の先生に相談したことがあります。

この時に大切なことは、「わが子のことが最優先にならないような相談の仕方」をすることです。

わが子が意地悪をされている姿を見たら、とても悲しい気持ちになります。

しかし、そこで「ぐっ」とこらえてください。一息落ち着いて話をするのです。

わが子が意地悪をされた時、ついつい「子供がこんなことをされた」だから「こうしてください」とまず先に親の【要求】が出てきてしまいます。

しかし、伝えるべきは【状況】です。

「誰が」「いつ」「誰に」「どんなことをされたのか」

を記録しておきましょう。

子供同士の「言った言わない」という水かけ論に発展することを防ぐことができますし、先生や相手の親と話すことになった時にも役立つものが【記録】です。

私はわが子が実際に、意地悪をされているところに偶然居合わせたことがありました。

私はその時の状況を細かく記録していたので、担任の先生が早く動いてくれて良かったと思った経験があります。

わが子が通う学校は、先生が間に入り【子供同士】で問題を解決することができたので、相談して良かったと感じました。

子供同士のトラブルの話をすることはとてもデリケートな問題なので、伝え方がとても難しいです。

事前に話す内容や「思っていること」などを整理しておけば、スムーズに問題の解決ができるかもしれません。

まとめ

子供の友達関係の悩みは、親であるあなたも悩む問題です。

わが子が傷つく姿を見ることは、自分のこと以上に辛いです。

子供もそれと同じで、「大好きなお母さんお父さんを悲しませたくない」と思っていると思います。

こういった状況を見てみると、意地悪をされる子は「人に意地悪をしない子」です。

言い換えれば人に意地悪をしないからこそ「される側」になってしまうと思うのですが、

考えてみてください。

みなさんがずっと一緒にいたい人ってどんな人ですか?

相手の気持ちを考えられる人は、自然と人に好かれます。

もしも子供同士のトラブルが起こった時、

その時は全力で「その問題に向き合う」ことです。

子供の過程をないがしろにし、時間が経ち、子供が大人になった時にそのツケが回ってきてからでは遅いのです。

それでは

この記事を書いた人
米田

30代主婦ブロガー│イラスト
浪費癖が高じて20代で貯金0に危機感を抱き「物を持たない暮らし」にシフト。
3年で貯金20万→200万円の貯金に成功。
「節約しててもかわいく暮らす」がモットー

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