「子供が親の財布からお金を取る」ということについて私自身が感じたことを書いたお話です。
同じ経験がある方も多いかもしれません、読んでいただけると嬉しいです。
ある日子供が口にしたある一言
「ママの財布からお金を取ろうと思ったことがある」
それをどう受け止めるか
親としては結構衝撃を受けるだろう言葉だと思います。
重い問題ですし、実際に私がこの言葉をわが子から言われた時は悲しいという気持ちや将来物を盗むようなことをするように育ってしまったらどうしようという不安で頭が埋め尽くされるような気持になりました。
「子供が親の財布からお金をとる」
「子供がお金をくすねる」
「私の育て方がいけなかったの?」
と、不安や悲しさからくる怒りから取ったこともしくは取ろうとしたことを真っ先に叱るという行動をとってしまうかもしれません。
でもこれって、子供にとってはきっと一番悲しいことだと思っています。
親の不安な気持ちは痛いほど分かりますが、まずは状況の分析やその行動に至った経緯を考えたいと思いました。
そしてまずは子供の気持ちや話を聞くこと。これを徹底したいと思いました。
まず話を聞いた
わが家はまず、どうしてそういう気持ちになったの?と聞きました。
理由は「お金が欲しかったから」とのこと。
さらに聞くと、「欲しいガチャガチャがあった」とのこと。
しかしその後、わが子は
「でもやっちゃいけない事だと思ってしなかった。」
と言ったんです。
当時7歳で、いたずら盛り。いろんなことがやってみたくてしょうがない年齢です。
でも、絶対やってはいけないこともある。
これに自分で気づいて自分のやろうとしていることを自分で止めたわが子を、素直にすごいなと思いました。
この部分が、私はすごく大事なことだと思ったんです。
お金が欲しい、かまってほしい、親の気を引きたいということは誰でも感じることがあるものです。
しかし、お金が欲しかったらどういう方法があるだろうか、寂しい時は寂しい気持ちを満たすにはどんな方法があるだろうか、と選択肢をたくさん作っておくなど、良くないことにつながってしまう行動以外にとれる行動を自分で選ぶことができます。
少し前に思い当たることもあった
実は、わが子からこの話が出た少し前に同級生のお友達と遊びに行ったことがあったんです。
そのお友達はその家の方針でもらったお年玉を全部子供に渡し管理させていました。
一方わが家は買い物に行った時にその都度物を買っていて、おこづかいを渡していませんでした。
自分で自由にお金を使えるお友達を見て、羨ましさがあったのかもしれません。
それをきっかけにおこづかいを始めました
それをきっかけに、当時小学1年生だったわが子におこづかいをあげることを始めました。
最初はお手伝いで都度おこづかいをあげていたのをやめて、月に一回のお小遣い制を始めました。
家族同士助け合うということはお金を抜きにしてやってほしいと思ったことと、毎月一度のお小遣いを翌月までやりくりする経験が得られる方が良いのではないかと考えたからです。
子育てに正解はない
子育てに正解はないという言葉通り、子育てでこれをやったらうまくいくとかこれをやったらダメになるというような、そんな簡単な訳ないんですよね。人が成長していく過程で、むしろ問題があって当たり前。
わが家なりの子育てを夫婦で話し合い、協力し合ってその都度試行錯誤し続けていくことが子育てなんだと気づかせてくれた出来事でした。
それでは
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